今日ジムへ行くと、左足の不自由な小学3,4年生ぐらいの男の子が
お父さんと一緒にジムでトレーニングしていた。
男の子はジムの会長の指導で、腕、背中、腹筋などのトレーニングを黙々と消化していたが
私はその雰囲気に呑まれ、どういう背景の中でトレーニングをしているのか
詮索する気にすらならず、ただただ黙って見つめるだけでありました。
帰宅後、私は、かつて自分が学生時代、空手の師範から指導されたある出来事を思い出しました。
それは、交通事故に巻き込まれ、右足ひざと左ひじを5針ほど縫う怪我をしたときのこと。
翌日、道場に行き、当然その日の稽古を休むものと思い込み、師範に事情を話したところ、即座に
「左足は大丈夫か?それなら良かった。すぐ道着に着替えなさい。」
鳩が豆鉄砲を食らったような顔だったんでしょう。
戸惑う私に師範は「何している。左足の蹴りを集中的に鍛える絶好のチャンスじゃないか!」
言うまでもなく、その後、右足よりも高くしなやかに蹴り出される左足はの私の武器に。
得意技は左の回し蹴りとなりました。
あの子はどんな「得意技」を身につけるのでしょう・・・
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