以前、なにかの雑誌で読んだ雑学をひとつ。
ある、輸出の取引における電話でのやりとり。
「センメイを伝えます。
大阪、北京、イタリア、日本、メキシコ、アメリカ、ローマ、ユナイテッド、以上です」
「はあ?」
みなさん、おわかりですか?
これは船名のことで、「OPINION MARU(オピニオン丸)」のことを
言っているそうです。
昔、電話で電報を打つときに、局員が聞き間違えないように、
柿の「カ」とか、用事の「ヨ」とかいっていた、あれであります。
輸出書類は誤字が許されないため、アルファベットのPが、TとかEとかに
聞き間違えることがあるため、こういう言い方になったとか。
上の例でいけば、Oは大阪、Pは北京(ペキン)という訳です。
つまり、「符丁(ふちょう)」とは業界用語のことなのです。
最近、総理大臣も麻生さんに代わって、総選挙はいつになるのかと、かまびすしい政界ですが、
その永田町でも、業界用語は燦然たる地位を占めてます。
たとえば、「しばらく」 「当分の間」 「近い将来までのある期間」と言えば、無期限のこと。
「善処します」は、やりません。
「いかがなものか」と穏やかに言えば、「ふざけるな!」と怒り心頭の状態なのだそうです。
しかし、一般国民に対して業界用語を使う神経って、
「いかがなものか」って言いたくなりますね。
みなさんの業界用語には、どんなのがありますか?
.
この記事へのコメントはありません。