最近、昨日の晩飯の献立も思い出せない。
歳とると、どうも忘れっぽくていけない。
かの吉田拓郎も言っているように、歳とることは、決してステキなことだとは思えない今日この頃である。
ところで、今朝の日経新聞の一面コラムは衝撃的だった。
それは、東京六本木で耳にした二十歳ぐらいのカップルの会話。
「俺、このおじいさん知ってる」
「えっ、だれ?」
「名前、忘れちゃったけどさ」
ふたりの前には大きな肖像写真があった。写真説明を見て、男が言った。
「ほらね、やっぱり知ってる人だったよ」
「さすがあ~」
写真の主は「昭和天皇」だった。
コラムはこう続く。
その人の評価の問題ではなくて、
フランスがナポレオンを記憶し、米国がリンカーンを記憶するように。
日本は「昭和天皇」を記憶し続けねばならないのではないか、と。
こんな日本に誰がした・・・。
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