アウトドア

カタクリの花を求めて—ちょっぴり二日酔いの「雁俣山」

今年のGWは絶対、カタクリの花を見に行くぞ!と年初から心に決めていた。
場所は、八代の山奥、通称「五家荘」の雁俣山。

ただ、予定していた3日憲法記念日は、どうも天気がイマイチ。
どうしようかと悩んでる、そこへ、ブロ友、というか今や飲み友の 「師匠??さん」からTEL。

3日、長崎の某所で飲み会があるという。
それを聞いた途端、takeppeの頭の中で、3,4日の新しい行程が組みあがった!

ということで、3日当日、渋滞が始まる前の朝8時に我が家を出発。
最近、顔を出していなかった三和町の親戚を二件まわると、もう夕方の5時過ぎ。
急いで、師匠??さんと連絡をとり、向かった先はココ!
ブロ友、「ひかるさん」の家。

なんと、わが母校のすぐ近く。
こんな、かつての自分の庭みたいなところで飲めるなんて、takeppeチョー感激!!!
見慣れた風景にココロも軽く、しこたま酔っぱらって、ピンクレディを踊ってると、もう夜中の10時過ぎw
後ろ髪を引かれながらも、カタクリの花への未練絶ち難く、10時半にはお暇したのでした。
ひかるさん、ありがとね~!

今は、この近くに高速ICができてるもんだから、スゴク便利!
とりあえず、行ける処まで行こう!ということで車を走らせるも、カミさんも前日まで仕事だったせいか
少々お疲れモード。
結局、多久のSAに着いたのが夜の12時。
そのまま車中泊し、朝一番に熊本に向けて出発することにした。

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朝6時に起床。天気は上々!
NAVIで調べると、ココから五家荘までは約3時間。

さあ、出発!

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途中、バッグに入れていたハズのカミさんの携帯が、たたんだシュラフの中から出てくるという
手品まがいのハプニングもあって(笑)、五家荘のニ本杉峠に着いたのが9時半。
さっさと準備をして、10時に登山開始!

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登山口も、とってもわかりやすくなってます。
そんなにきついコースではないんですが、前夜の宴会と実質5時間の睡眠では、坂道も超ハード。
ゆっくり、ゆっくり歩いて約1時間後。

頂上手前にある、夢にまで見た、カタクリの群生地に到着。
しばし、可憐なカタクリをご覧ください。

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春を告げる「スプリング・エフェメラル」の一つ。
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「スプリング・エフェメラル」とは、
 春先に花をつけ、夏まで葉をつけると、あとは地下で過ごす一連の草花の総称ですが、

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そんな学術的な意味よりも、「春の儚い花」とか「春の短い命」とか言った言葉がぴったりきます。

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早朝の気温が低い時間帯では、この花びらが前を向いてるんですよ。

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そういう意味では、ちょうどいい時間帯に出会うことができました^^

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ルークにもカタクリの良さがわかるのか、鼻でつんつんしてました。

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いい匂いだよ~(ルーク談)

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群生地から30分も歩けば、「雁俣山」の頂上です。

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山からの景色もいいけど、

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ここは、ヒカゲツツジの名所でもあるんです。

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葉っぱはシャクナゲのような形をしてますが、花はツツジ
とってもきれいな色のツツジでした。
この頃から急に天気が陰ってきたので、長居は無用。
元来た道を引き返します。
もう一度、カタクリにご挨拶して無事下山。

ここは、九州でも数少ないカタクリの群生地。
近年、盗掘が後を絶たず、個体数は減少の一途を辿っています。

花を踏み散らさないよう、ロープが張ってあるのですが、せっかくのロケーション。
こんなことをしないでいいように、自然を大事にしてほしいですね。
んで、駐車場横にある、峠の茶屋に立ち寄ると、なんともいい匂い!

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そう、
五家荘はヤマメの里でもあるんです。
十数年前までは、ヤマメ釣りのためによく来たもんです。

あの釣りキチが、今じゃカタクリの花見たさに登山だもんな~(笑)

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ということで、ヤマメの塩焼きと地鶏の串焼き、それにヤマウドの天ぷらを注文。

きれいな空気と頂く地産の食材はサイコーでしたよ!

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あっ、そうそう。

この、キビおにぎりも忘れちゃいけません。
この握り具合が絶品なんです!
ご飯粒のひとつひとつが潰れてないでしょう?最高の食感でした!

行かれる方は、ぜひ、このおにぎりも必ず注文してみてくださいね!

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かなりハードな行程で臨んだ「雁俣山」でしたが、カタクリの花やこのシャクナゲも格別な趣でした。

当山は、九州百名山のひとつにも挙げられていますので、是非、みなさんも登ってみては?
往復、3時間もかからないお手頃のハイキングが楽しめますよ!

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最後は当然、温泉で締めくくり!

麓の「かりまたの湯」。これもまたサイコーでしたw
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