先週の樫原湿原。
あの、カミさんがマクロレンズで虫さん達と戯れていた頃、
私、takeppeは、昨年も見ることがなかった珍しいイトトンボと出会っていました。
珍しいといっても、グンバイやハッチョウトンボなどに代表される希少種というわけではなく
その生態が珍しいのです。
その名も、ホソミオツネントンボ。
漢字で書けば、「細身越年蜻蛉」。
まさに、その名のごとく、
細身の体で、越冬するトンボ、という意味です。
トンボの仲間で、成虫の状態で越年するのは、種類としてもそんなに多くはありません。
このホソミオツネントンボを含めて3種類だけだそうです。
ところで、
「オツネン」という、この読み方、何だか違和感がありませんか?
「越年」と書けば、
私は、「エツネン」と読みます。
現に、今使ってるPCの漢字変換では、「オツネン」では「越年」と変換されないのです。
一説によると、
当用漢字でいう音読みに倣うと「エツネン」と読む傾向にはあるが、
伝統的には、「越」の呉音である「オチ」が正しいとか。
ちなみに「呉音」とは、
隋の長安から漢音が伝わってくるより以前に、すでに日本で定着していた読み方だとか。
そういう意味では、
カラオケでは、昭和ヒトケタの流行歌が大好きなtakeppeも、
結構、まだまだ若い人間の仲間だということなのかも。
って、トンボから、えらい脱線してしまいましたw
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