一昨年、心に決めた、「ゼフィルスへの想い」を果たすべく、5月中旬からの一か月、虎視眈々とその機会を狙っていたtakeppeでしたが、
週末の天気と私のスケジュールがまったく噛み合わず、今年もその撮影は幻と消えました(T_T)
週末の天気と私のスケジュールがまったく噛み合わず、今年もその撮影は幻と消えました(T_T)
この間、まったくと言っていいほど一眼レフを触る機会すらないまま時が過ぎていく中、
ふとしたことから、三重県にある「宮川浄化センター」のことを知ったのです。
ふとしたことから、三重県にある「宮川浄化センター」のことを知ったのです。
ここを知ったアプローチは、単なる浄化施設としてのものだったのですが、
実はなんと、ここで、ミティゲーション(開発を行う場合、環境への影響を最小限に抑えるために、
代替となる処置を行うこと)と呼ばれる手法で、
あの、絶滅危惧種(それもIB類(EN)といって、非常にランクの高いレベル(@_@))のイトトンボ、
ヒヌマイトトンボの保全に取り組んでいると言うではありませんか!
実はなんと、ここで、ミティゲーション(開発を行う場合、環境への影響を最小限に抑えるために、
代替となる処置を行うこと)と呼ばれる手法で、
あの、絶滅危惧種(それもIB類(EN)といって、非常にランクの高いレベル(@_@))のイトトンボ、
ヒヌマイトトンボの保全に取り組んでいると言うではありませんか!
元々、ビオトープとかにすごく興味をもっていたので、この浄化センターでのミティゲーションが
どんなものなのかも含めて、体験学習に参加することにしました。
どんなものなのかも含めて、体験学習に参加することにしました。
この建物がセンターの管理棟。
ここの2階でミティゲーションの概要他をお勉強!ウーン、ナカナカムズカシイナア(^^ゞ
ヒヌマイトトンボとは、
淡水と海水が混じりあう、いわゆる沿岸部の汽水域に自生するヨシ群落を生息地とするトンボです。
淡水と海水が混じりあう、いわゆる沿岸部の汽水域に自生するヨシ群落を生息地とするトンボです。
近年の埋め立てや河川改修によって、現在絶滅寸前にまで追い込まれている希少種であることから
三重県の官学一体となった保護活動がスタートしたのです。
三重県の官学一体となった保護活動がスタートしたのです。
ミティゲーションの方法は、
発見されたヨシ群落の横に、人工的に新たなヨシ群落をつくり、そこでヒヌマイトトンボを
繁殖させようというものですが、
元々、同じイトトンボ類を天敵にもつため、それらから逃れるべくわざわざ汽水域にその生存領域を
求めたトンボですから、塩分濃度の調整とか、いろいろご苦労がある模様です。
発見されたヨシ群落の横に、人工的に新たなヨシ群落をつくり、そこでヒヌマイトトンボを
繁殖させようというものですが、
元々、同じイトトンボ類を天敵にもつため、それらから逃れるべくわざわざ汽水域にその生存領域を
求めたトンボですから、塩分濃度の調整とか、いろいろご苦労がある模様です。
と、
難しい話はこれぐらいにして、肝心のヒヌマイトトンボをご紹介しましょう!
難しい話はこれぐらいにして、肝心のヒヌマイトトンボをご紹介しましょう!
それではご覧ください!
これが、ヒヌマイトトンボの♂です。
大きさは3cm程度で、背中と頭にそれぞれ4つの星があるのが特徴です。
未成熟の♀。
これだけだとモートンの未成熟メスとそっくりなんですが、
見分け方は、頭の上の模様がひし形であること。
見分け方は、頭の上の模様がひし形であること。
かなり生息密度が高く、この写真のように♂♀があちこちに見られましたよ。
これも♀の未成熟個体。
成熟した個体はなかなか見れないらしいです。
成熟した個体はなかなか見れないらしいです。
それは・・・
モートンとかは、汽水域では生きられないのですがアオモンは別。
ですから、隠れ場として深いヨシ群落が必要なんですね。
ですから、隠れ場として深いヨシ群落が必要なんですね。
遠くに交尾している個体を見つけましたが、ちょっとボケてるなあ~w
台湾や香港でも同様の試みがなされているそうですが、まだどちらも開始して3年程度。
10年以上の活動が継続され、いわゆる「成功」といわれているのは、世界でもここ三重県だけ。
10年以上の活動が継続され、いわゆる「成功」といわれているのは、世界でもここ三重県だけ。
なんということはない、地味なトンボですが、
まるで人間が試されてるような気がします・・・
まるで人間が試されてるような気がします・・・
このトンボが日本から絶滅しない間は、日本も環境問題にまだまだ望みがある証拠かも知れません・・・
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