皆さん、ヤモリはご存じですよね。
ヤモリというと、家の窓や網戸にへばりついている姿を思い浮かべると思いますが、
結構、そのグロテスクな容姿から、嫌いな人も多いのではないでしょうか(^^ゞ
ヤモリは、
クモや葉ダニなどの子虫を捕食し家を守ってくれるので、
昔から有益な生き物として「福」の対象とされてきました。
(それでも現代の気密性の高い家屋では、その有難味もわからない人が多いでしょうが・・・(-.-))
先日、我が家にも、久しぶりに現れてくれて、
なんかホッコリとした気分にさせてもらいました。

ところで、
ヤモリと聞くと、どうしても皆さんにお知らせしたい逸話があるので、それを紹介したいと思います。
戦前の話と思われますが、
静岡県のあるお宅で屋根の改修工事のために壁板をはがしたところ、
一匹のメスのヤモリが背中を釘で打ち付けられたまま生きてその姿を現した、というのです。
その一年前の新築工事の時、工事中に、運悪く背中を壁板と一緒に打ち付けられたもの(T_T)イタカッタロ~
たまたま急所をはずれていたため、命に別状はなかったそうですが、
そのメスヤモリにとっては災難中の災難。
動くことができず、ただその場でグルグル回るだけの人生、かと思われたのですが、
一年もの間、どうやって命をつないだのでしょう?
実は、そのすぐ脇に小さな穴が開いていて
驚くことに、
夫のオスのヤモリが、一年間毎日毎日せっせとエサを運んでいた、というのであります。
これぞ、「究極の夫婦愛だ」ということで、
当時、記録映画として全国の学校で教育用に巡回放映されたらしいのです。
ヤモリとはいえ、
一年にもおよぶ、その深い夫婦愛にみな感動したとの記事が新聞にもでたそうです。
この映画、一度見てみたいなあ、と思いますが、
こと、自分に置き換えてみると、
少々、体重オーバー気味のかみさんに、アレ喰うな、コレ喰うな、とイチャモンばかりつける
ことばかり(^_^;
これも、立派な夫婦愛だと思うのですが、
皆さんは、どうですか?(^_-)-☆
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