それは、突然やってきたのです。
8月16日の「秋月」や8月23日の「野河内渓谷」など、遊びに行ったとき、いつもよりちょっと元気ないかな?
って感じだったのですが、
お盆休み前に、精密検査を受けていたので、夏バテ?ぐらいに思っていました。
しかし、どうも何かがおかしい。
まだまだ、元気ではあったが念のため病院に連れていくことにした。
って感じだったのですが、
お盆休み前に、精密検査を受けていたので、夏バテ?ぐらいに思っていました。
しかし、どうも何かがおかしい。
まだまだ、元気ではあったが念のため病院に連れていくことにした。
8月26日(水)
カミさんがたまたま休みだったので、朝から病院に連れて行く。
カミさんがたまたま休みだったので、朝から病院に連れて行く。
血液検査の結果、腎機能(クレアチニン)4.5(上限値1.6)
BUN(老廃物)65(上限値33)といずれも基準の2倍から3倍の数値。
急性腎不全との診断。
これから毎日、点滴を受けに通院してくださいとのこと。
BUN(老廃物)65(上限値33)といずれも基準の2倍から3倍の数値。
急性腎不全との診断。
これから毎日、点滴を受けに通院してくださいとのこと。
「なにが起こったのか、わからない」
というのが正直な気持ち。
というのが正直な気持ち。
8月27日(木)朝10時頃、点滴を受けに病院へ。
腎機能(クレアチニン)7.6 BUN(老廃物)129
既に危険な状態。即刻、緊急入院。
家族で代わる代わる、病院へ様子を見に行くが元気なし。
医者の言った「最悪の事態も覚悟しておいてください」の一言が重くのしかかる。
腎機能(クレアチニン)7.6 BUN(老廃物)129
既に危険な状態。即刻、緊急入院。
家族で代わる代わる、病院へ様子を見に行くが元気なし。
医者の言った「最悪の事態も覚悟しておいてください」の一言が重くのしかかる。
8月27日(木)夜8時半。
突然、家の電話が鳴る。
病院からだ。
家族全員で駆けつけた我々に、医者は言った。
当直のない病院なので、帰宅する前に再度、血液検査をしたが腎機能は更に悪化しているとのこと。
原因は不明。
ウィルス性との見方もあったが、肝臓はいたって正常とのこと。
突然、家の電話が鳴る。
病院からだ。
家族全員で駆けつけた我々に、医者は言った。
当直のない病院なので、帰宅する前に再度、血液検査をしたが腎機能は更に悪化しているとのこと。
原因は不明。
ウィルス性との見方もあったが、肝臓はいたって正常とのこと。
腎機能(クレアチニン)8.0 BUN(老廃物)147
体温39.9度まで上昇。
肺炎に加え、消化器官からの出血(下血)も併発。
体温39.9度まで上昇。
肺炎に加え、消化器官からの出血(下血)も併発。
「もう最悪だ・・・」
医者は、あまりの急激な悪化に病院で最悪の事態を迎えるには忍びないとの配慮から
帰宅をすすめてくれたのだ。
帰宅をすすめてくれたのだ。
「今晩がヤマということか・・・」
「ついこの前まで、元気に走り回ってたのに・・・」
医者の説明も半ばに、ルークに会いにいく。
顔の左半分が腫れていて、目もうつろ。
朝とは、まるっきり違う様子に愕然とする。
「ついこの前まで、元気に走り回ってたのに・・・」
医者の説明も半ばに、ルークに会いにいく。
顔の左半分が腫れていて、目もうつろ。
朝とは、まるっきり違う様子に愕然とする。
点滴用の機械を借り受け、帰宅。

家に帰ってすぐのルーク。
呼吸が荒く、苦しそう。
嘔吐が続く。
嘔吐が続く。
「なんで、こんなことに・・・。」
ルークを見つめる目に涙が溢れる。
長男の、腕を組んでまっすぐにルークを見つめる顔が忘れられない。
この夜、家族全員でルークの顔をみつめながら夜が明けた。
長男の、腕を組んでまっすぐにルークを見つめる顔が忘れられない。
この夜、家族全員でルークの顔をみつめながら夜が明けた。
8月28日(金)
会社を休む。
朝の散歩も5mも歩けない。
尿は途切れ、便は血の塊のよう。
その後、すぐ病院へ。
腎機能(クレアチニン)10.0 BUN(老廃物)187
会社を休む。
朝の散歩も5mも歩けない。
尿は途切れ、便は血の塊のよう。
その後、すぐ病院へ。
腎機能(クレアチニン)10.0 BUN(老廃物)187
病院でカミさんが、「私のかわいい三男坊を助けてやってください!」と懇願する。
医者の「わかっています」の言葉が空しく聞こえた。
この日からステロイドを追加。
肝臓へのダメージは大きいが、今回の症状の原因がわからない今、
免疫が自己の内臓を攻撃している症例を想定して投与。
医者の「わかっています」の言葉が空しく聞こえた。
この日からステロイドを追加。
肝臓へのダメージは大きいが、今回の症状の原因がわからない今、
免疫が自己の内臓を攻撃している症例を想定して投与。
その夜も、もうダメかと思わせるような荒い呼吸だが、ルークはがんばっている。
我々も希望を捨てちゃダメだ。
家族交代での寝ずの番。
時折、水を飲みたがるが、小皿に汲んだ水を飲んでもすぐ嘔吐。
医者は飲ませないように、というが辛い。
ルークもほとんど寝ていない様子。
我々も希望を捨てちゃダメだ。
家族交代での寝ずの番。
時折、水を飲みたがるが、小皿に汲んだ水を飲んでもすぐ嘔吐。
医者は飲ませないように、というが辛い。
ルークもほとんど寝ていない様子。
8月29日(土)
なんとか、また朝を迎えられたことに感謝。
散歩に行く。
下半身がかなり弱っている。よろける姿が痛々しい。
この日、大好きないつもの山を見せておこうと、クルマで連れていく。
喉が渇いているのか、川の方に向かって、力を振り絞るかのように歩いていく。
ここでも涙。
なんとか、また朝を迎えられたことに感謝。
散歩に行く。
下半身がかなり弱っている。よろける姿が痛々しい。
この日、大好きないつもの山を見せておこうと、クルマで連れていく。
喉が渇いているのか、川の方に向かって、力を振り絞るかのように歩いていく。
ここでも涙。
血液検査の結果はさらに悪化。
腎機能(クレアチニン)10.3 BUN(老廃物)196
ステロイドは効いていないのか。
このままだと、腎臓そのものが破壊されてしまう可能性がある。
そうなれば、臓器の特性上、回復は不可能・・・。
腎機能(クレアチニン)10.3 BUN(老廃物)196
ステロイドは効いていないのか。
このままだと、腎臓そのものが破壊されてしまう可能性がある。
そうなれば、臓器の特性上、回復は不可能・・・。

夜、ルークが荒い呼吸の中、ふと顔をあげ、私やカミさんの顔をじっとみる。
「助けを求めてるのか」と私。
心の中では「ここまで追い込んだ私を責めてるのか・・・」との思いが駆け巡る。
カミさんは
「ママの顔を忘れないように見てるの?」
「助けを求めてるのか」と私。
心の中では「ここまで追い込んだ私を責めてるのか・・・」との思いが駆け巡る。
カミさんは
「ママの顔を忘れないように見てるの?」
哀しい・・・。
絶望の淵に追い込まれそうになりながらも、一筋の光明を求めて、
家族が一体となった看病が続く・・・。
家族が一体となった看病が続く・・・。
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