アウトドア

妖しい雲—「くじゅう朝駆け」

連休初日の29日。
予報通り朝から快晴に恵まれ、翌30日の好天も間違いなし!

ということで、29日の夜には、満天の星を確認し、長者原の駐車場で車中泊
翌朝3時からの朝駆けに備えて、夜9時には就寝しました。

ところが、夜中、車を揺らすほどの、ものすごい風とその音に何度も目が覚めて・・・
気づけばもう2時。
急いで、外に出て空を見上げると、先ほどと同じ満天の星。
ちょっとは安心したものの、吹き止まない強風に若干の不安が・・・

それでも、とりあえず「牧ノ戸」登山口まで行ってみると、支度中の登山者が数名。
仲間がいるというのは、こんなにも心強いものなのか。

その後、さっさと支度して3時ちょうどにとりついた。

しかし、ものすごい強風。
沓掛山下の展望台につくと、息ができないほどの風が吹いている。
休憩もそこそこに、歩を進めていくと、
さっきまで見えていた星が、日の出の方向、つまり東側からなくなっているではないか!
振り返って西空をみると、まだ星は見えているので、とりあえず進むことに。

相変わらず、轟音のような風の音。
天気も良くないし、目的地を「天狗ケ城」から急遽、「星生山」に変えることにした。
ならば、と歩くスピードも落とし、時間調整しながら歩いていくと、
それでも4時には星生山のふもとに到着。

ゆっくり30分でもかけて、この急登を登ろうと考えていたら
下から吹き上げる強烈な風に後押しされて、あっという間に尾根下までやってきた。

さあ、ここからがタイヘン。
これまで後押ししてくれた風が強烈だっただけに尾根では・・・

んで、稜線に立った瞬間、っていうか立てなかった!
ちょっとでも立とうとすると吹き飛ばされそうになる!!
呼吸も困難なほど強烈な風。
多分、風速20メートル以上あったのでは?

しばらくうつ伏せになっていましたが、いつまでもそうしているわけにはいかず、
這いつくばうようにして頂上の標識までやってきたが、とても撮影どころではない。
風下の岩陰に隠れるようにして一息ついたのは、ちょうど4時半。
日の出までは十分に時間があるので、朝食を済ませ、
比較的風の緩やかな場所を探し出して、カメラをセット。

日の出を待っていると、彼方、久住山の頂上からヘッドランプの点滅が。

 「九重山行クラブ」の「ボッチさん」か、
 「憧憬の九重」の「ギンさん」かな、と思い、明滅を返したけど気づいたかな?
後で、男池でボッチさんにお会いしたとき、久住にいたのはギンさんだよと教えてもらいましたが・・・。

んで、撮影したのがコレ。

イメージ 1 
この日は、全くと言っていいほど朝焼けは見れませんでしたが、その代わり、妖しげな雲のショー。

雲が、大船山の方に吸い込まれるような動きです。
イメージ 2

強烈な風に、大蛇がうねるような雲。
イメージ 3

これを見たとき、とっさに、

「あっ、イリスだ!」

と思ったのは私だけ、かな?

イメージ 4

これが分かった人は、かなりのガメラマニアw
ちなみにイリスとはコレ。

イメージ 5

知る人ぞ、知る、ガメラ3に出てきた怪獣の飛行シーンですw

イメージ 6 

しかし、不気味でしょ?

イメージ 7

朝焼けは見れなくても、これはコレで満足。

イメージ 8

星生山、登頂の印に標識を撮影しようとしますが、風でカメラを構えてられない。

ようやく撮った一枚です!
イメージ 9

もうとっくに朝日は出てるハズなのに、こんな感じ。

風も強いし、今日はもう下山。

男池に行って花でも撮ってくるかと、早々に山を下りたのでした。

イメージ 10 

ちょっと悔しいんで、最後に撮った写真をちょっと加工。

それでも、こんな感じに仕上げるのが精一杯でした^^

下山後は、「男池」の「おいちゃん家」に行って、温かいうどんでも頂くとしますかね。

イメージ 11

「男池」での花散策は後日アップしま~す!

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