「道の辺の尾花がもとの思い草いまさらになどものか思はむ」
万葉集にでてくる歌です。
「思い草」とは、このナンバンギセルのこと。
ナンバンギセルとは、寄生植物の代表格。
今年も、我が家のある団地の片隅で、きれいな紫色に色づいたこの花は、
この写真のようにススキなどの草の根元に寄生して生えています。
歌の意味は、
「道端に生えている尾花(ススキ)の根元に寄生して咲いているナンバンギセルのように、
あなたなしでは生きられない私は、今さら何を望むでしょう」
あなたなしでは生きられない私は、今さら何を望むでしょう」
というぐらいの意味でしょうか?
万葉人が詠んだ、この切ない恋心の方がずっとロマンチックですよね^^
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