#長崎県

小島の里—「七軒長屋の周辺」

白糸の滝を後にして、もう一度、小島川の方に戻りました。

愛宕交番横の一通を60mほど下ったところの店先(廃業)に上り坂段があります。
岩永氏の著書によると、この道は昔、甑岩(こしきいわ)、田手原(昔、遠足でよく行きましたね)
や飯香浦方面への人道だったそうです。

そして、ここに地蔵堂があります。
越中先生の本に、街道筋には必ず、節目〃に地蔵様が祀られているというのが書いてあるのを
読んだことがあります。

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右端は馬頭観世音像で、この辺りの馬方連が馬に感謝して祀ったとのことです。
長崎の坂道では、今でも住宅の解体・新築等で材料の運び手として、馬が活躍してますよね。

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写真はこの地蔵堂の脇にある、「甑岩 一の鳥居」の礎石です。
ちょっとだけ顔出して無言の主張をしているかのようです。
国道の「小島ふれあいセンター」前の小道を下っていくと、古い石垣があります。
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中は、九州商船のアパートが建っていますが、ここは、幕末、
薩摩藩の秘密長屋があった所で、当時そのままの石垣だそうです。
正式な藩屋敷は、西浜町の現三菱信託銀行のところにあったのですが、
この場所が旧茂木街道に近いことから、
外国から鉄砲・弾薬を買いつけ、秘密の集積場として、本国 薩摩へ送る、拠点としていたそうです。

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この橋をわたると、小島小学校に向かう道にでます。
その先に、今回私が、その存在を最も危惧していた民家があります。

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そう、大正時代頃に建てられた「七軒長屋」です
エレナの川向かいにある、銅座の旧米穀商 小林家の所有建物ですが、
やはり一番手前の棟が、もう落ちてしまっていますね。残念です。

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手前にあるブルーシートは、「栴檀の水」という井戸で、愛宕山からの
岩清水が湧き出る、浅い井戸です。
昔は、煎じ薬の水として、遠くから貰いに来てたそうです。
ここだけ、時代がスリップしたようだと思いませんか?

私は、この井戸の周辺の風景に、妙な懐かしさを感じました。
浜の町から、車で5、6分のところに
こんな風景が取り残されているのです。
次回へつづく・・・。
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