小学生の頃、社会科見学ではじめて訪れた場所。
小菅修船所、通称、ソロバンドック。
コンニャク煉瓦で積まれた、現存する日本最古の煉瓦造建築物。
この中に、船を曳きあげる本体が格納されています。
船を載せる台座が、そろばんの珠のように見えることから
この名前がついた、と引率の先生が教えてくれました。
日本近代化の象徴ともいうべき、この小さな施設で、
日本はおろか、外国の船舶まで引き上げて修理したとか。
動力は、蒸気。
今、ちょうど「坂の上の雲」第三部がはじまったところ。
明治維新の年に稼働を始めたこの施設は、
まさに、日本が近代化を成し遂げようとした象徴。
これでも、
日本における機械遺産登録の第一号なんです。
豪華客船を建造する巨大ドックを眺めながら、
しっかりと我が国の行く末を見届けてくださいね。
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