#長崎県

素敵な長崎弁—「ひぐらす」

ひぐらす (へぐらす)

夏も半ばにさしかかると、朝方暗いうちから、また

夕暮れから暗くなるまで、物悲しく鳴くセミの声が聞こえてきますね。

イメージ 1

それが、ヒグラシです(写真)。

秋の季語にもなっているセミで(・・・が、今年は早くから鳴き始めていましたね)、

日本人が大好きなセミでもあります。
本来、「日暮らし」という言葉は、朝から暮れ方までを通してそうする様と辞書にあるように

標準語なのです。

そう、あの「徒然草」にも出てきますね。

(似たような言葉に「ひねもす」というのがありますね)

ところで、これが何故、私の「素敵な長崎弁」に出てくるかというと、

長崎では、夕方遅く、日が暮れてまで頑張って働くことを

「ひぐらす」と言うからなんですね。

うちの親父は、通りがかりに遅くまで働いている人(お店)を見かけると

必ず、「ひぐらすのお」と声をかけていました。

今で言う、「残業、がんばるねえ」といったニュアンスがあったのでしょう。

私は、夏の夕暮れに「ヒグラシ」の物悲しい声を聞くと

今は亡き、親父の素敵な長崎弁を思い出します。
長崎情報 -地域生活ブログ村 <=ポチッとして頂ければこのうえない喜びでございます

.

関連記事

  1. #長崎県

    素敵な長崎弁—「こわる」

    こわる (凝わる)いやー、山登りで こわった からだには温泉が一…

  2. #長崎県

    素敵な長崎弁—「~さん」

    「今日はハタ揚げに、唐八景さん行こうか」  (~に、~の方へ) …

  3. #長崎県

    斜に構えて—「ランタン協奏曲」

    先日のランフェス見物。「丸金温泉」が現存していること(営業は停…

  4. #長崎県

    素敵な長崎弁—「やおなか」

    今日までの2年間、一所懸命に頑張ってくれたK君。年は若いが、きめ細…

  5. #長崎県

    茂木街道をゆく—「正覚寺」

    以前、私の母校 小島小学校を中心として周辺の歴史を堀起こしてきまし…

  6. #長崎県

    素敵な長崎弁—「でぼちん」

    でぼちん  (おでこ。又は 大きなおでこ) 長崎…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP