夏も半ばにさしかかると、朝方暗いうちから、また
夕暮れから暗くなるまで、物悲しく鳴くセミの声が聞こえてきますね。

それが、ヒグラシです(写真)。
秋の季語にもなっているセミで(・・・が、今年は早くから鳴き始めていましたね)、
日本人が大好きなセミでもあります。
本来、「日暮らし」という言葉は、朝から暮れ方までを通してそうする様と辞書にあるように
標準語なのです。
そう、あの「徒然草」にも出てきますね。
(似たような言葉に「ひねもす」というのがありますね)
ところで、これが何故、私の「素敵な長崎弁」に出てくるかというと、
長崎では、夕方遅く、日が暮れてまで頑張って働くことを
「ひぐらす」と言うからなんですね。
うちの親父は、通りがかりに遅くまで働いている人(お店)を見かけると
必ず、「ひぐらすのお」と声をかけていました。
今で言う、「残業、がんばるねえ」といったニュアンスがあったのでしょう。
私は、夏の夕暮れに「ヒグラシ」の物悲しい声を聞くと
今は亡き、親父の素敵な長崎弁を思い出します。
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