#夏

長崎の風景(7)—思案橋・丸山

正覚寺下から少し歩くと、ご存知思案橋に着きます。

言わずと知れた、「行こか、戻ろか、思案橋」と、花街 丸山の入り口にかかっていた橋のあった場所が

そのまま地名になったところです。今は橋の欄干の一部が残されているだけですが、

そうそう、このあたり(正確には丸山に向かって右側)にあるパン屋さんが

長崎では名の知られた「東洋軒」であります。

巷では、おそらく創業当時から存在する「焼きリンゴ」というリンゴのリの字も入ってないパンが、

最近その筋(どのスジ?)で人気が出てきたという噂が・・・。

私は「焼きリンゴ」はあまり好んで食べてなかったのですが、「東洋軒」では、なんといっても

「サラダパン(ポテトサラダの方)」が大好物でありました。さらに少し値段の高い「タマゴサラダ」

もあったが、やはりポテトサラダには適わなかったと記憶しています。

小学校の給食にも出ていたと思う、いや出ていた。うん。

あの、半透明のビニールに緑色の文字が、今も鮮やかに蘇ってくるのです・・・・・・。

と、はなしがエラく脱線しましたが、

イメージ 1

これは丸山の入り口にある「見返り柳(見帰り柳ともいうらしい)」。

遊女に後ろ髪をひかれる思いで振り返りながら丸山を後にしたことからその名がついたとされているが

元来、日本にある花街(江戸の吉原、京の島原:合わせて三大遊郭)には、同じように

見返り柳」はあるみたいです。どうもセット物なのでしょうね。

それぐらい、楽しくまた情緒があったのでしょう。当時の人がうらやましい・・・。

で、長崎の場合は、この柳の下に「思切橋」(思案した揚げ句の思い切りなのでしょう)の

名残も残っています。前川清の歌にもそういう名の曲がありましたね♪

イメージ 2

話の流れから言って、ここで必ず「花月」が登場しますが、ここはあまりにも有名ですので

詳しくはよそ様のブログに任せるとして、

私は個人的には次の、料亭「青柳」が大好きなのです。

イメージ 3

ここは、ホントに個人的な話ですが、私が生まれてはじめて芸者遊びを体験した料亭なんです。

そりゃ、もう、オツなもんでした。はい。

ま、それだけじゃなくて、ここは北村西望翁(あの平和記念像の作者)がひいきにされていたこと

でも有名であり、私がお邪魔した際も、とても日当たりのいい部屋にその遺品が往時のまま展示されて

いました。

全然、関係ないですけど、「青柳」という名の木(モミジの一種)が大好きで

何度か拙宅の庭に植えてみたのですが、これがまったく育たないんです。

普通のイロハモミジはスクスク育っているのに、とても残念。

今年も挑戦してみようかなあ。

と、次回からはここから更に西小島方面に上っていきたいと思います。(きつそう・・)

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