先週、またしても悲しい情報が飛び込んできた。
あの、学生時代に僕らのお腹を十二分に満たしてくれた、
レストラン金子が今年の1月をもって閉店すると言うのだ。
私は居ても立ってもいられず、
昨日土曜日朝一番、福岡から九州号に飛び乗り、
一路、レストラン金子を目指した。
![イメージ 1](https://takeppe-blog.com/wp-content/uploads/2019/import_photos/20190805/20190805051522.jpg)
おおー、昔のままの店先。
![イメージ 2](https://takeppe-blog.com/wp-content/uploads/2019/import_photos/20190805/20190805051526.jpg)
多分オープン当時からまったく変わってないと思われるサンプル群。
逸る気持ちをおさえながら、2階にあるお店の中へ。
レストラン金子と言えば、「金子ランチ」なのだが
今日は恐らくこれが最後の来店になるだろうと思い「トルコライス」を注文した。
待っている間に、おばちゃんとの久しぶりの会話を楽しんだ。
「お店を閉めると聞いて、急遽福岡からやってきました。」
と話かけると、おばちゃんはおぼろげながら、私を覚えていてくれたみたいで
「よう来てくれたねえ」と笑顔で迎えてくれた。
おばちゃんの話では、
マスターの膝の調子が悪く(動脈瘤のようなものができているらしい)、
ドクターストップがかかったとのこと。
以前に一度左足を悪くし、それは完治したらしいのだが、今度は右足だそうで、
「もっと早く医者にかかれば、2,3ヶ月で治ったのにねえ」
と、しきりに悔やまれていた。
マスターの信念として、「いつ来てもあいてる」状態でなきゃいかん、と
悪い足をかかえながら、あと一ヶ月、あと半月と先延ばしにしてきたのが、いけなかったらしい。
話をきけば聞くほど残念でならない。
で、レストラン金子の「トルコライス」です。
![イメージ 3](https://takeppe-blog.com/wp-content/uploads/2019/import_photos/20190805/20190805051531.jpg)
これで見納めかと思うと寂しいですね。
ここのはライスも最高なのですが、それ以上にスパゲティが素晴らしくおいしいのです。
口でいくら言っても言い尽くせないので
とにかく食べたことない方は、是非いただいてみてください。
![イメージ 4](https://takeppe-blog.com/wp-content/uploads/2019/import_photos/20190805/20190805051538.jpg)
店内は、以前はなかったお客さんの感謝の印である「色紙」で埋め尽くされていました。
「せっかくやっけん、ゆっくりしていかんね、ね。今日はゆっくり里帰りやろ。」
と聞かれ、
「うんにゃ、すぐ帰らないけんとさ。」
って答えたら、申し訳なくも食後のコーヒーをごちそうになってしまいました。
昔話に花が咲き、
最後に水野晴郎似のマスターにねぎらいと感謝の言葉をかけて、名残惜しくも
この店を後にしました。
またひとつ、青春の証でもある長崎の名店がなくなるのかと思うと
残念極まりないですが、
マスターの健康が回復し、レストランが復活する日を夢見て、
陰ながら応援します。
マスター、がんばれ! さようなら、レストラン金子
![イメージ 5](https://takeppe-blog.com/wp-content/uploads/2019/import_photos/20190805/20190805051542.jpg)
ごちそうさまでした・・・。
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