先週、またしても悲しい情報が飛び込んできた。
あの、学生時代に僕らのお腹を十二分に満たしてくれた、
レストラン金子が今年の1月をもって閉店すると言うのだ。
私は居ても立ってもいられず、
昨日土曜日朝一番、福岡から九州号に飛び乗り、
一路、レストラン金子を目指した。

おおー、昔のままの店先。

多分オープン当時からまったく変わってないと思われるサンプル群。
逸る気持ちをおさえながら、2階にあるお店の中へ。
レストラン金子と言えば、「金子ランチ」なのだが
今日は恐らくこれが最後の来店になるだろうと思い「トルコライス」を注文した。
待っている間に、おばちゃんとの久しぶりの会話を楽しんだ。
「お店を閉めると聞いて、急遽福岡からやってきました。」
と話かけると、おばちゃんはおぼろげながら、私を覚えていてくれたみたいで
「よう来てくれたねえ」と笑顔で迎えてくれた。
おばちゃんの話では、
マスターの膝の調子が悪く(動脈瘤のようなものができているらしい)、
ドクターストップがかかったとのこと。
以前に一度左足を悪くし、それは完治したらしいのだが、今度は右足だそうで、
「もっと早く医者にかかれば、2,3ヶ月で治ったのにねえ」
と、しきりに悔やまれていた。
マスターの信念として、「いつ来てもあいてる」状態でなきゃいかん、と
悪い足をかかえながら、あと一ヶ月、あと半月と先延ばしにしてきたのが、いけなかったらしい。
話をきけば聞くほど残念でならない。
で、レストラン金子の「トルコライス」です。

これで見納めかと思うと寂しいですね。
ここのはライスも最高なのですが、それ以上にスパゲティが素晴らしくおいしいのです。
口でいくら言っても言い尽くせないので
とにかく食べたことない方は、是非いただいてみてください。

店内は、以前はなかったお客さんの感謝の印である「色紙」で埋め尽くされていました。
「せっかくやっけん、ゆっくりしていかんね、ね。今日はゆっくり里帰りやろ。」
と聞かれ、
「うんにゃ、すぐ帰らないけんとさ。」
って答えたら、申し訳なくも食後のコーヒーをごちそうになってしまいました。
昔話に花が咲き、
最後に水野晴郎似のマスターにねぎらいと感謝の言葉をかけて、名残惜しくも
この店を後にしました。
またひとつ、青春の証でもある長崎の名店がなくなるのかと思うと
残念極まりないですが、
マスターの健康が回復し、レストランが復活する日を夢見て、
陰ながら応援します。
マスター、がんばれ! さようなら、レストラン金子

ごちそうさまでした・・・。
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