突然ですが、皆さんは次の言葉の意味、わかりますか?
「こん、ツラクセん悪か顔ば見よったら、センシャクのおきてヒケツすっばい」
一見、長崎弁のようでしょう?
それでは太字の部分を漢字にして標準語に直してみましょう。
「この、面癖の悪い顔を見てたら、疝癪がおきて秘結しますね」
と、なります。
まず、「面癖の悪い顔」とは、人相の悪い顔とでもいいましょうか、
つまり、こういう顔です。
(丹古母さん、ゴメンナサイw)
つまり、こういう顔です。
(丹古母さん、ゴメンナサイw)
それから、「疝癪」ですが、これは腹痛のこと。枕草子だったか、なにかに出てくる言葉です。
そして、「秘結」。これは、便秘のこと。
漢方の用語のようですが、一部方言としても残っている地方(島根や仙台)があります。
漢方の用語のようですが、一部方言としても残っている地方(島根や仙台)があります。
この3つの言葉はすべて、国語辞典に載っていて古くから使われているんですが、
実は、すべて私の祖母・父親が日常で使っていた言葉でもあるんです。
ツラクセん悪かは、TVドラマで悪役が出てくると、いつも聞かされましたし、
便秘に悩まされた祖母は、「秘結すっ」は口癖のようでした。
これらの言葉は、年初から、疝癪に悩まされた私にとって、
そういう意味での「素敵な長崎弁」なんですよね。
.
この記事へのコメントはありません。