1月5日土曜日の日経新聞 36面に
「ねずみ島の泳ぎ初め」というタイトルの紙面の約半分を割いた記事が載っていました。
「ねずみ島」
なんという懐かしい響き。
昭和40年以前にお生まれの長崎の方には、忘れられない「思い出」の島です。
「ねずみ島は長崎港の波止場から約4キロ沖にあり、
周囲は6百メートル、面積は1万4千平米の小島。
明治23年、長崎で初めての海水浴場として
市民に開放された。正式名称は皇后島」 と記事にはあります。
昭和47年、ねずみ島は港湾整備のため、周囲が埋め立てられ、現在は陸続きとなっていますが、
かつては四方が海水浴場でした。
そこで、毎年夏休みには水泳教室が開催され、みんなそこで泳ぎを覚えたのです。
記事には「ねずみ島で泳ぎを覚えた子供たちは、のべ50万人になるだろうか」
と書いてあります。
私は小さい頃は泳ぎが苦手だったため、参加したのは小学校に入ってからでしたので
まもなく閉鎖され、あまり当時の記憶は残ってませんが、
確か、泳ぐ距離の級別にバッジの色分けがなされてたように思います。
みんな、そのバッジの色を競って「ねずみ島」に行くので、
夏休みの水泳教室の期間には、周囲の友達がみんな居なくなってしまうのです。
そう、まさに当時は宮摺でも白浜でも脇岬でもなく、「ねずみ島」だったのです。
記事には、現在一面だけ残っている海水浴場での泳ぎ初めのことが書いてありましたが、
今でも残っていると聞いて、居ても立ってもいられなくなりました。
今なら、陸続きなので車で渡れるのでしょうが、
ねずみ年の今夏、
あの頃のように、みんなと一緒に「団平船(だんべせん)」に乗って島に渡り、
日がな一日、過ごしてみたいものです。
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