かねてよりの憧れ、
南アルプスの「白根三山」縦走計画の実施日である9月20日~22日に向けて
着々と準備は整っていました。
切符も手にし、あとは当日を待つだけ、となっていたんです(^_-)-☆
と・こ・ろが、
肝心の天候の方がどうも怪しい。
JR切符の払い戻し期限である、17日の天気予想は、こともあろうに、
この計画していた3日間のみ「雨!」(-_-;
仕事もそっちのけで、夕方ギリギリまで天気予報とニラメッコしていたのですが、
とうとうギブアップ!
憤懣やる方ない気持ちで泣く泣くキャンセルしたのでした(T_T)
その夜、前回「石鎚山」を一緒に登った、山友のランポさんに愚痴のメールを入れたら、
「そしたら、白山はどうですか?」の返事。
ん?
と思い立ち、天気予報をみると、低気圧は太平洋側から押し寄せているので、
日本海側の「白山」はそれほど悪くない天気。
「白山」と言えば、「富士山」「立山」と並ぶ、日本三大名山のひとつ。
独立峰でもあるので、込み入った山行計画もそれほど必要ない!
思い立ったら吉日!
18日中に、交通機関の連絡具合を急いで調査し、予約の必要な山小屋の確保、前泊のホテル、
JR切符の手配を全部クリアし、夜中遅くまでザックを詰替えて準備万端!
なんとか、行けることとなりました(^_-)-☆
明けて19日。
準備はできたものの、どうも身体の調子が悪い(-_-;
体がだるく、微熱があり、喉や体中の関節が痛い・・・風邪だ(T_T)
なんでこんな時に・・・
と、撤退も考えたが、なんせ前日にすべて手配したので、ホテルやJRのキャンセルはきかない。
とりあえず、会社を定刻に退社したのち、金沢まで行って、
体調が悪化したら、そのままUターンしようと、悲壮な覚悟でサンダーバードに乗り込んだのでした(-.-)
19日夜11時半に金沢駅到着。
山行用の水と翌朝の食事を買い込んで、シャワーも浴びず、即就寝。
朝5時の目覚ましにたたき起こされて、
関節と喉の痛みは治まったものの、まだ身体がだるい。

でも、ここまで来て撤退なんかするもんか、と支度をして、6時45分の登山バスに乗り込み、
登山口までの約2時間、またまた眠り放しで、別当出合登山口に到着したのが8時55分でした。

バスを降りると、
寒いぐらいの涼風と新鮮な空気のせいか、少しずつ気分も盛り上がり、
どこまで体力がもつか、不安な中、
意を決して、9時15分別当出合からとりつきました!

いきなり見えてくる、

「この、なが~い吊り橋が砂防新道コースの始まり!
いつもの元気なtakeppeなら、ここで春日八郎の「山の吊り橋」でも口ずさむのでしょうが、
この日は、そんな元気もなし(・_・)
歩き出して10分もしないうちに、もう疲れが出てきます。
汗が吹き出し、
例によって、私一人がTシャツ一枚w

標高1,500mの「中飯場」に到着。
時計を見ると9:53。
体調が悪い割にはコースタイムより7分ほど早いペース。
大汗をかいたいことで、体調が随分と戻ってきたようです(*^^)v

まわりの花々にも目がいくようになりました。
この「白山」は高山植物の宝庫と言われる花のお山。

トリカブトも沢山咲いていますが、白山固有種には時期が遅すぎたようで、
中々見つかりませんね(^^ゞ

ふと、小さな池が・・・

よ~く見ると、サンショウウオがいました!
こういうのを見つけると、元気が湧いてくるtakeppeでした!(^_-)-☆

甚之助避難小屋には11:18到着。
これまたコースタイムより20分も早く到着です。

ここから見える景色がまたいい!

まだまだ中間地点にも来てませんが、なかなかの風景。
いい眺めです(*^^)v
10分ほど休憩して再スタート。
更に歩を進めますが、やはり不十分な体調の身では、疲れも出てきます。
甚之助小屋を出てから50分ほど経った頃、

本日のtakeppeにとって、これ以上ないご褒美!
霊峰 白山の延命水です!
置いてあった竹を切り出したコップで頂くと、美味い!!!
これで山頂まで、元気でいけるでしょう!
まだまだ山頂までは1時間以上かかりますが、
いろんな自然の恵みを受けて、元気をもらいながらの山行は続きます!
つづく
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