#長崎県

小島の里—「愛宕中央公園~白糸」

イメージ 1
この愛宕中央公園で伊吹さんとしばらく話し込みました。
そして、愛宕の交番から一通の道を入った、すぐのところに「愛宕焼」という低温で焼く、
素焼きの窯元があったこと。

川沿いにある愛宕の伊吹さんの自宅には、ゲンジ、ヘイケの両ホタルが飛び交い、
ほとりにはカスミサンショウウオが生息していたこと。

また、しばらく行ったところ(現エレナ店)にあった、ピエール・ロチとお菊さんの出会い
で有名な「百花園」のことなど、とても一度に覚えきれない話を沢山していただき、
本当に名残惜しかったのですが、ここでお別れとなりました。
(これについては次回以降で・・・)

その後、小島川の支流になるのですが、「白糸の滝」を見に、白糸バス停の方に
下って行きました。
バス停近くの、弥生が丘に続く上り旧道に入ると

イメージ 2
昔、市場として栄えていた建物もガランとした駐車場になっていました。
ここは、よく祖母と買い物に来ていたのになあ・・・。

この裏の民家の間を抜けると、いよいよ目指す、「白糸の滝」があります。

イメージ 3 イメージ 4
昼間でも、こんなに薄暗い背戸家を抜けて、 古びた、この階段を下ると・・・・

イメージ 5 イメージ 9

これが、「長崎名勝図絵」にも描かれた、江戸時代後期からの名勝「白糸の滝」です。
平らになっている大きな岩が二段になって川の真ん中にあり、
水が流れるとたくさんの糸が並んでいるように見えたことから、この名がついたと言われています。

イメージ 6 イメージ 7
周辺は、金網で覆われ、当時の美観こそ失われていますが、
その名にふさわしく、白糸を行く筋も垂らしたような水の流れは健在です。

地名にもなっている「白糸の滝」。
この名勝を、知らない方は、結構いらっしゃるのではないでしょうか。

我が母校、小島小学校校歌の2番にこういう歌詞があります。

愛宕の山に照る月を、曇らぬ鏡、白糸の
                滝の流れとたゆみなく・・・・」

イメージ 8

まさに、見上げると「霊山 愛宕山」の雄姿。

こういうところにも、長崎市は陽を当てて欲しいなあ、と思いつつ
先を急ぎました。
「いわ手より 落ち来る滝の糸すゝき
               招く袂に糸そこほるる」 中島広足
次回へつづく・・・。
長崎情報 -地域生活ブログ村 <=ポチッとして頂ければこのうえない喜びでございます

.

関連記事

  1. #長崎県

    素敵な長崎弁—「銅八銭」

                    「銅八銭」  (…

  2. #長崎県

    旧街道思い出散歩⑤—「上小島2丁目~3丁目」

    ちょっと、花散策の方が忙しくて、記事のアップが遅れてましたが・・・(^…

  3. #長崎県

    素敵な長崎弁—「しょうとる」

    昔の人は、よ~言うたもんばい。「 しょうとる 子供ほど、かわいい。…

  4. #長崎県

    素敵な長崎弁—「さくさんめいか」

    ものすごく元気のいいうちの姪っこ。長崎の親戚の家に遊びに行くたびにこう…

  5. #長崎県

    さようなら・・・

    今、逢いに行ってきました。その顔は、穏やかで、まさに寝てるよう…

  6. #長崎県

    ある長崎の夜

    今まで、チャンポンも、皿うどんも、トルコライスも、卓袱料理もい…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP